
「仕事に行きたくない…。行きたくなさすぎて、毎日体調が悪くなる…」
こんなことに、心当たりはありませんか?
多くの働く人が感じているであろう、仕事のストレス。程度は人それぞれでしょうが、中には、耐え難いほどの強いストレスに襲われている方もいるでしょう。
ストレスからくる体調不良を、放置してはいけません。ストレスが原因で、心身に異常をきたし、そのままにしておくと、うつ病など様々な病気を発症する危険があるから。
そこで本記事では、仕事のストレスと戦っている方向けに、「ストレスからくる体調不良があるときに試して欲しい方法」「ストレスがしんどい時でも、しない方が良いこと」などをご紹介。
- ストレスからくる体調不良の例
- 筆者の経験談
- ストレスがしんどくてもやらないほうがいいこと
- 仕事のストレスから体調不良のときに、試してほしいこと
本記事の筆者
実際に本記事を書いている筆者も、仕事のストレスが原因で腹痛や血便といった体調不良になった経験あり。経験談も含め、お話ししていきたいと思います。
本記事を読んで、仕事のストレスや、ストレスからくる体調不良が、多少なりとも楽になってもらえれば嬉しいです。
- 仕事に行きたくない…。仕事のストレス
- 【甘えではない】仕事のストレスによる、体調不良の例【SOSのサインかも】
- 【経験談】持病持ちの僕が、仕事でのパワハラのストレスで、毎日腹痛&血便だった話
- 【これはNG】仕事のストレスがしんどい時でも、やってはダメなこと
- 【辞めてOK】仕事のストレスによる体調不良のときに試して欲しい、対処法
- まとめ
仕事に行きたくない…。仕事のストレス
「仕事に行きたくない…」「仕事がストレス…」あなたも一度とはいわず、しょっちゅう感じているのではないでしょうか?
PRTIMESに掲載されているアンケート調査の結果によると、働く男女のうち「仕事に行きたくない」と思うことがある人は、全体の90%以上。いかに多くの人が、仕事に対してストレスを感じているか伺いしれますね。
仕事を憂鬱に思わせる、仕事のストレスには、例えば以下のようなものが。あなたにも当てはまるものがあるのでは?
- 人間関係が苦痛
- 仕事内容が向いていない
- ミスをして怒られる・怒られる恐怖
- 労働時間が長い
人間関係が苦痛
職場の人間関係が苦痛で、ストレスを感じている方は多い予感。ひどい場合は、パワハラやセクハラを受けている方も、いるのではないでしょうか?
「一言多い」「嫌味を言ってくる」など、例え一つ一つが小さなことでも、それが毎日のことだと積もり積もって巨大なストレスに。
職場によっては、人間関係が濃密だったり、パワハラが常態化していたりと、耐え難いストレスとなることも珍しくありません。
仕事内容が向いていない
人は誰しも得意不得意があります。向いていない仕事内容だと、人並みにこなすのも困難なもの。毎日毎日、途方もない労力を費やしてやっとのことで仕事を終える…と言う方もいるのではないでしょうか?
「人と喋るのが苦手なのに、営業をしている」「マルチタスクが苦手なのに、次から次へと業務をやらされる」などなど、当てはまる方もいるのでは?
ミスをして怒られる・怒られる恐怖
ミスをして怒られるストレスや、怒られるかもしれない恐怖だったりで、毎日胸が苦しい方も結構多いのでは?
また、他の人が怒られているだけでも、「次は自分が怒られる番かも…」と、ストレスを感じたりするもの。
パワハラが常態化している職場だと、怒鳴り声が絶えないのが日常だと言う方もいるのでは…?耐え難いストレスですね。
労働時間が長い
朝は始業前に早朝出勤、終業後も暗くなっても延々と残業…。労働時間が長いことによるストレスは、精神的にも肉体的にもかなり苦しいもの。長時間労働による慢性的な疲労を感じている方も、多いのではないでしょうか?
中には、残業代が出ないようなブラック企業もあったり。何のために働いているのか分からなくなる、苦しいストレスですね。
【甘えではない】仕事のストレスによる、体調不良の例【SOSのサインかも】
「仕事に行きたくない」「仕事がしんどい」は「甘え」と言う人がいますが、これは非常に危険な考え方。
「たかがストレス」と放置してしまうと、身体的・精神的に異常をきたし、うつ病などの病気になる可能性が。あなたに今、何かしらの症状が出ているなら、なおさら危険です。
もし「そんなのは甘え」と言われても、耳を傾ける必要は一切ありません。彼らは、「自分の苦しみを、他人にも強要したいだけ」ですので。
参考として、下記は厚生労働省が発表した、うつ病が疑われる症状例の一覧。
✔️自分で感じる症状
- 憂うつ
- 気分が重い
- 気分が沈む
- 悲しい
- 不安である
- イライラする
- 元気がない
- 眠れない
など
✔️周囲から見てもわかる症状
- 表情が暗い
- 反応が遅い
- 落ち着かない
- 飲酒量が増える
など
✔️体に出る症状
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 性欲がない
- 胃の不快感
など
上記はあくまで一例。仕事のストレスを感じている方で、これ以外にも精神的・身体的症状を感じたら、それは、うつ病などの病気のサインと考えていいでしょう。
そして、上記のような症状を感じた場合、放置してはいけません。何かしら症状が出るということは、「心や体のSOSのサイン」と言えるから。
後ほど、試して欲しい対処法をご紹介しますね。
【経験談】持病持ちの僕が、仕事でのパワハラのストレスで、毎日腹痛&血便だった話
ここで少し経験談なのですが、僕自身も仕事のストレスで、体調不良に襲われた経験あり。
そして、肌で実感したのは、ストレスからは早めに逃げたほうがいいと言うこと。我慢しても、心身ともにすり減るだけで、人生の無駄だと感じたから。
✔️「社会人として」の押し付け、パワハラ…。毎日がストレスだった
僕が以前勤めていた会社は、社員数の少ない、田舎の中小企業。そして、ことあるごとに「社会人として…」と、常識や価値観の押し付けが非常に激しい、パワハラ会社でした。
僕自身が実際に受けたパワハラ的行動・言動として、例えば、
- 「新入社員は、誰よりも早く出勤し、上司や先輩が来るのを待つのが常識」
- 「仕事中に眠くなるのは、体調管理を怠っている証拠なので、社会人として失格」
- 「俺の若い頃は、日付が超えても残業し、寝るためだけに帰宅していた。お前は甘やかされすぎ」
- 「どうせお前なんか、何やってもダメだろう。だから、何が何でも、この会社に食らいつくやる気を見せろ」
- 上司が気分屋で、機嫌が悪い時はひたすら人を呼び付けて説教
- そして説教のたび、仕事論や常識論を延々と語り始める
その日によって「わからないことは聞け」「そのくらい自分で考えろ」と支離滅裂
などなど。
常識論を押し付けられ、尊厳を踏みにじるられる日々。
これでもまだマシな方で、僕より先に入っていた同世代くらいの社員は、もっとひどい扱い。
- 「お前に任せられる仕事は、何もない」
- 会議からハブられ、ひたすら掃除をさせられる
- 社員数人で寄ってたかって説教
といった有様。ほぼ、イジメですね。
社員数が少ないためか、「価値観の共有」「社員の結束感」「価値観の合わない人を集中攻撃する閉鎖的・排他的雰囲気」が、かなり強かったように感じます。ある種の宗教的なヤバさ。
その他にも、しんどかった点として、
- 昼食は社員皆んなで集まって食べる習慣
- 残業代は一切出ない
などなど。
✔️持病が再発し、腹痛と血便の毎日だった
僕自身、大腸の持病があり、改善していたのですが、仕事のストレスからか再発。出勤前は行きたくなさすぎて、腹痛。トイレにこもり、血便を垂れ流す毎日。
退職を決意する決め手となったのは、次の日から仕事が始まる日曜日の夜に「40度近い高熱と激しい頭痛、止まらない血便」に襲われ、死ぬほど苦しい思いをしたこと。
このままだと、壊れるなと直感的に思いました。そして何より、精神が麻痺して、パワハラ会社に染まるのが、最も恐怖でした。
直接退職を伝えるのは怖かったので、メールで退職の意思を送り、逃げました。(あまりおすすめできる方法では無いのですが、、)
✔️会社を辞めて、体調は治った
会社を辞め、腹痛や血便は改善。(完治しづらい病気なので、周期的に良くなったり悪くなったりを繰り返していますが、、)パワハラ会社に通っていたときのような酷い症状はなくなりました。
そして何より、精神的に楽になりました。
世の中には様々な人がいて、中には「ストレスは甘え」と言う人もいるでしょう。「ストレスは甘え」と言う人がいる環境に慣れてしまうと、「甘えてはダメ。みんな頑張っているんだから、頑張らないと…」と言う思考に引っ張られたりするかもです。
しかし、ストレスに耐え続けても、心身ともに消耗するだけ。病気になってボロボロになってからでは、遅すぎます。
僕は経験から、「ストレスからは早めに逃げたほうがいい」と実感しました。
【これはNG】仕事のストレスがしんどい時でも、やってはダメなこと
ここからは、具体的に仕事のストレスや、ストレスからくる体調不良の対処法についてお話ししていきたいと思います。
まずは、仕事のストレスがしんどい時でも、「これはやらないほうがいい」と思うことをお伝えします。
- 午前休と伝えておいたのを、全休にする
- 無断で仕事を休んだり、辞めたりする
- 他の人に当たって、ストレスを発散する
- 現状で我慢、耐える
これらの行動は、結果的に自分を苦しめる行為と言えるから。
午前休と伝えておいたのを、全休にする
「午前中から行くのはしんどいけど、午後からなら行けるだろう」と午前休にしたものの、結局午後になってもしんどく、午前休を伝えていたところを全休に…。とするのは、お勧めできません。
たまにならいいですが、何回も繰り返していると、あなたの評価が下がるだけ。
どのみち休むなら、思い切って最初から丸一日休みにする方が、精神的にも休めます。
無断で仕事を休んだり、辞めたりする
朝起きて、衝動的に仕事を休んだり辞めたくなる事はあるでしょう。しかし、無断で欠勤したり仕事を辞めたりするのは、NG。
後で、言い訳を考えたり、手続きが面倒になったりと、結果的に自分がしんどいだけ。また、狭い業界だと、噂が流れ転職が不利になるリスクも。
直接伝えるのがしんどい場合は、メールなどでいいので、必ず連絡をすることで、自分を守ることにつながるといえます。
他の人に当たって、ストレスを発散する
いくら自分がしんどくても、人に当たってストレスを発散するのは、許されることではありません。周りから人が離れていきますし、何よりあなた自身の心が汚れます。
それこそ「ストレスは甘え」と言う人たちは、他の人でストレスを発散している人々といえます。「自分のストレスが多い人生を正当化するため、他の人にも同じようなストレスを強要している」とも言えるわけですから。
こうした人たちが、苦しみを強要する「負の連鎖」を作っていきます。
あなたは、そうなってはいけません。
現状で我慢、耐える
しんどい現状に我慢して耐えるのは、絶対にNG。耐えることで良くなる事はほとんどありません。
「嫌いな上司が転職する」「会社の業務内容が変わる」など、自分の力ではどうしようもならないことに期待するのは、宝くじに当たるのを期待してるようなもの。精神衛生上よくありません。そして、何も起こらなければ、一生我慢して耐える人生。
ストレスを放置し、耐えていると、いずれ心身の限界に達し、うつ病などの病気を発症する危険が高いと言えるでしょう。
【辞めてOK】仕事のストレスによる体調不良のときに試して欲しい、対処法
仕事のストレスが原因かもしれない体調不良があるときに、試して欲しい方法を、ご紹介。
- とりあえず1日、仕事を休んでみる
- 医療機関を受診する
- 休職する
- 仕事を辞める
- 転職する
とりあえず1日、仕事を休んでみる
まずは、とりあえず1日、仕事を休んでみましょう。
真面目な人ほど、「これくらいで休んではダメ…」と無理して仕事に行ってしまうもの。
そして、人間は環境に慣れてしまうもの。パワハラや残業など、ストレスで心と体が悲鳴をあげていても、慣れて感覚が麻痺していると、心や体のSOSに気づかなかったり。
「なんかしんどいな…」「気分がすぐれないな…」という朝は、とりあえず1日、仕事を休んでみることで、大げさじゃなく人生が変わるかも。冷静になれたり、見えてくるものが多い予感です。
医療機関を受診する
「最近ずっと体調がすぐれない」「気分がずっと落ち込んだまま」と言う場合は、いちど医療機関を受診してみましょう。
うつ病などの病気のサインかもしれません。心身ともにボロボロになってからでは、遅いですからね。
休職する
医療機関にて、何かしらの診断が下りれば、一定期間休職するのもあり。
休職中に心身ともにリフレッシュすることで、落ち着いて冷静に人生について考えれる予感。仕事を続けるか、辞めるか、転職するかなど、これからの方向性も見えてくるはずです。
仕事を辞める
あまりにしんどい場合は、思い切って仕事を辞めるのも、全然ありです。
まずは辞めてストレスの環境から逃げてから、今後について考えることで、見えてくるものは多い気がします。
直接退職の意思を伝えるのがしんどい場合は、メールとかでもOKだと思います。
また現代は、退職代行サービスなど、仕事を辞めたい方向けのサービスも充実。自分で退職の手続きをするのがしんどい方は、オススメです。
転職する
「今の仕事は辞めたい…。でも、生活していく上で、仕事を辞めるのは現実的ではない」と言う方は、余裕があるうちに転職活動を始めると、未来が明るい予感。
もちろん、転職は慎重にすべき。割と大きな決断ですので。
とはいえ、心身ともに疲れ果ててからだったり、うつ病などを発症してからでは、遅すぎるタイミングです。転職活動する気力すら残っていないと、仕事を辞めざるを得ません。社会復帰が難しくなるリスクも。
まだ余裕があるうちに、冷静な思考や判断をもってして転職活動を行うことが、結果的に未来を明るくする予感です。
まとめ
本記事の内容は以上。最後にポイントをまとめておきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
✔️うつ病が疑われる症状例
- 憂うつ
- 気分が重い
- 気分が沈む
- 悲しい
- 不安である
- イライラする
- 元気がない
- 眠れない
など
【周囲から見てもわかる症状】
- 表情が暗い
- 反応が遅い
- 落ち着かない
- 飲酒量が増える
など
【体に出る症状】
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 性欲がない
- 胃の不快感
など
✔️仕事のストレスがしんどい時でも、やらないほうがいいこと
- 午前休と伝えておいたのを、全休にする
- 無断で仕事を休んだり、辞めたりする
- 他の人に当たって、ストレスを発散する
- 現状で我慢、耐える
✔️仕事のストレスによる体調不良のときに、試してほしいこと
- とりあえず1日、仕事を休んでみる
- 医療機関を受診する
- 休職する
- 仕事を辞める
- 転職する
体調不良は、ストレスに心や体がSOSを出しているサイン。放置せず、対処して、ちゃんと心と体をいたわりましょう。
命より大事な仕事なんて、ありませんからね。「人生スパンで考えて、最適な行動は何か?」の視点が未来を良くする予感です。
長い人生なので、ときには休みつつ、生きていきましょう。応援してます。