夏から秋にかけて、毎年被害が急増するスズメバチ。自宅にスズメバチの巣なんかできてしまったら、駆除は死活問題ですよね。
この記事では、
- 自分でスズメバチ駆除はできるのか
- スズメバチ駆除をしてくれるおすすめの業者
について見ていきます。
自分でスズメバチ駆除する方法!手順を解説
まずはスズメバチを自分で駆除する方法です。
スズメバチの駆除は、言うまでもなく大変危険が伴います。とは言え、急を要する場合など、どうしても自力で駆除しないといけない場合、どのような手順で行えば良いのでしょうか?
ハチを始め、昆虫、昆虫採集の知識が豊富な元理系の筆者が解説していきます。
とは言え相手は危険生物、この通りに行えば必ず安全と言う保証はありませんので、あくまでやむをえない事情の場合のみ、自己責任で行うようにしてください。
自分でスズメバチ駆除を行う手順①:必要なアイテムを揃える
まずは自分でスズメバチ駆除を行う際に必要となってくるアイテムを揃えましょう。
【必須アイテム】
ハチ駆除剤
「合成ピレスロイド」と言う成分が含まれている、ハチ専用の殺虫剤を使用しましょう。合成ピレスロイドは、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどに対して、高い殺傷能力を発揮する成分。噴射が直撃すると、致死までにかかる時間はわずか数秒と言われています。
ハチ駆除剤は必ず多めに購入しておきましょう。まだ生きているハチを多く残した状態で駆除剤が切れると危険ですので、予備を用意しておくと安心です。
防護服
ハチ専用の防護服が最も安全です。
しかし専用のものとなると少々高価ですので代用するのもあり。肌が露出する隙間がない厚手の長袖長ズボンを着用し、その上からレインコートを羽織ることで、防護服を代用することができます。注意点として、黒っぽいものにはハチが寄ってくるので、できるだけ白いものを着用するようにしましょう。
※養蜂用のものはミツバチ用なので、スズメバチには危険です。必ずスズメバチ用のものにしましょう。オオスズメバチの場合は針も巨大で、防護服すらも貫通してくると言う事例も聞いたことがあります。できるだけ専用のものが安心ですね。
防蜂ネット&手袋&長靴
自作の防護服を着用した場合は、頭手足が無防備な状態になってしまいます。必ず全身隙間なく保護するようにしましょう。
頭や顔を保護するのには、養蜂家が使う防蜂ネットが最も安全です。代用する場合は、ヘルメットor厚手の帽子で頭を、ゴーグルで目を保護、その他の部分はタオルでできるだけ隙間なく埋めるようにしましょう。とは言えどうしても隙間が生まれてしまうので、顔周りに関しては、防蜂ネットがやはりオススメではあります。
手袋は、軍手など、針が貫通しづらいようにできるだけ厚手のものを選びましょう。
長靴は上からズボンの裾をかぶせ、紐で縛るようにしましょう。こうすることで、長靴の中にハチが入るのを防げます。
大きなゴミ袋
スズメバチの巣はかなりサイズが大きいので、捨てる際には大きなゴミ袋を用意しましょう。特にキイロスズメバチの場合は、巨大な巣が予想されます。
すべてのハチを駆除したと思っていても、万が一、生きているハチが残っている場合も考えられますので、速やかにゴミ袋の中に入れ処分するようにしましょう。
網
虫取り網は、ハチの駆除においてとても重宝するアイテム。飛んでいるハチを捕獲するのにも使えますし、巣を捨てる際にも網にゴミ袋をかぶせることで簡単に処分することができます。
懐中電灯
ハチの駆除を行うのは暗い時間帯の方が良いので、懐中電灯を持っておいた方がスムーズに作業を行えるでしょう。
ただし注意点として、ハチを含め昆虫は、光によってくる性質があります。懐中電灯には、必ず赤色のセロハンフィルムをかぶせましょう。これで、蜂が寄ってきづらくなります。
赤い光を出す懐中電灯もありますので、こちらならセロハンフィルムを巻く必要もありません。
【あった方がいいアイテム】
ハシゴ
スズメバチは、種類にもよりますが、家の軒下など高いところに巣を作ることが多いです。
対象の蜂の巣の位置が少し高いかなと思った場合は、ハシゴを用意しておくのが無難でしょう。
長い棒or枝切りバサミ
蜂の巣をゴミ袋に入れて処分する際に便利です。手で触るのは危険ですので長い棒でつついて落とすのがオススメの方法。また、接合部分が硬い場合には、枝切りバサミで切り落とすのも有効です。
バトミントンラケット
飛んでいるハチを打ち落とすのに有効です。むやみに振り回してハチを刺激するのは危険ですが、打面も大きく殺傷能力も比較的高いので、持っておけば安心ではありますね。
粘着板
巣に戻ってきたハチを捕獲するのに、ネズミ用の粘着板が有効です。ハチは色の濃いものに引き寄せられてくるので、黒色の粘着板を用意するとより効果的でしょう。
脱脂綿
蜂の巣を処分する際に、万が一、中に生きているハチが残っている可能性も考えられますので、巣穴の入り口に脱脂綿を詰めておくと、より安心です。
自分でスズメバチ駆除を行う手順②:夕方以降の暗くなってきた時間帯に、ハチの様子を確認
スズメバチの主な活動時間は、昼の明るい時間帯。逆に夕方以降の暗い時間帯には、樹液に集まっている一部の個体などを除き、ほとんどの働きバチが巣に戻っています。暗い時間帯に駆除を行うことで、ハチの活動が鈍った時間帯を突くことができ、かつ巣に戻ったハチを一掃することができるのです。
夕方以降暗くなってきたなと思った頃に、一度ハチの様子を確認しに行ってみましょう。巣の周りに蜂がほとんどいなければ、狙い目の時間帯といえます。
自分でスズメバチ駆除を行う手順③:ハチ駆除剤の散布
必要アイテムを揃え、ハチの活動が鈍っていることを確認したら、いよいよ駆除に取り掛かります。
⑴少し離れた位置から、駆除剤を巣の表面に噴射
まずは巣から少し離れた位置から、蜂の巣の表面に向かって駆除剤を持続的に噴射します。この際に、中のハチが大きな音を立てたり、飛び出してくることも予想されますが、2〜3分を目安に噴射し続けましょう。
反撃能力のある個体は巣穴から飛び出て来ますので、巣穴からハチが出てこなくなるまで噴射し続けるのが、確実な目安といえます。
この過程ではハチを全滅させる段階には至りませんが、遠距離からの長時間噴射で、ハチを弱らせ動きを鈍くすることができます。
⑵巣に近づいて、巣の入り口に駆除剤を噴射
⑴の段階である程度弱らせ動きを鈍くしたハチは、攻撃性が低くなっていると予想できます。巣に近づき、巣の入り口から巣の中に向かって駆除剤を散布、中のハチを完全に駆除しましょう。
自分でスズメバチ駆除を行う手順④:巣の撤去
スズメバチを完全に死滅させたら、最後の段階、巣の撤去を行い終了です。
この際に、虫取り網に大きなゴミ袋をかけ、長い棒でつついてその中に落とせば、簡単に撤去できます。
万が一中に生きているハチが残っている可能性もありますので、巣の出入り口に脱脂綿を詰めつつ、速やかにゴミ袋に入れ撤去するようにしましょう。
スズメバチ駆除の業者
やはり最も安心なのは、専門のスズメバチ駆除の業者に依頼することです。
おすすめのスズメバチ駆除の業者をご紹介します。
おすすめのスズメバチ駆除の業者【1位】:ハチ110番
【ハチ110番】 は、利用シェアNo.1を誇るハチ駆除専門業者。電話1本で全国どのエリアにでも駆除料金8000円~で対応してくれます。相談から駆除までを当日中に完了することも可能です。
無料で相談でき、最短15分ほどで加盟店の業者が到着、その場で見積もり可能。見積もり結果を踏まえて、いつでも無料キャンセルできます。
顧客満足度、スピード満足度、価格満足度の3冠達成の実績があります。
スズメバチだけでなく、アシナガバチ、ミツバチの駆除も対象になっているので、ハチの種類が分からなくても安心です。
おすすめのスズメバチ駆除の業者【2位】:みんなのハチ駆除屋さん
「みんなのハチ駆除屋さん」は、ハチ駆除を専門にした業者。相談は無料、最短30分ほどで業者が到着、その場で見積もりしてくれます。15分程度で駆除を完了可能。
こちらもスズメバチの他にも、アシナガバチ、ミツバチにも対応可能。
ミツバチ退治は4000円~、スズメバチ駆除は9000円~で対応してくれます。
おすすめのスズメバチ駆除の業者【3位】:ムシプロテック
ムシプロテックは、害虫駆除を専門にした業者。ハチの駆除は8000円~で依頼できます。
相談は無料、最短当日で駆けつけてくれます。見積もりも無料なので安心。全国どこでも出張料無料で対応してくれます。
ハチの他にも、ゴキブリ、毛虫、ムカデ駆除にも対応してくれます。
スズメバチは危険な昆虫。被害が出る前に、見つけ次第即駆除
スズメバチは非常に危険な昆虫。刺されると死に至る危険もあります。
被害が出てからでは遅いので、見つけ次第、即駆除をおすすめします。そしてやむを得ない場合以外は、出来るだけ業者に依頼するようにしましょう。
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