
「転職活動って何から始めたらいいの?」
「薬剤師専門の転職サービスを利用してみたいんだけど、どれがいいのかわからない…」
こんな方むけ。薬剤師の転職エージェントについて知りたい方は、とりあえず本記事を見ればOK。
はじめての転職ならもちろん、そうでなくても転職活動には大きな不安がつきもの。そもそも何から始めたらいいのかわからなかったり、いざ転職活動を始めてみても提出書類の書き方や志望動機、面接など、不安要素は山積みだと思います。
そんな時に力を借りられるのが、転職エージェント。とは言え、ひとことに薬剤師の転職エージェントといっても多くのサービスがあり、評判はピンキリ。この記事では、これから転職を考えているあなたが失敗しないために、「お勧めの薬剤師転職エージェント」について深掘りしていきます。
- 自力で転職活動することのリスク
- 薬剤師転職エージェントの利用で得られるメリット
- 薬剤師転職エージェントの利用で起こり得るデメリット
- 失敗しない薬剤師転職エージェントの選び方
- おすすめの薬剤師転職エージェント3つ
本記事を読めば、薬剤師転職に悩んでいるあなたに最適の転職エージェントと、読了後にやるべきことがわかります。
✔️本記事で紹介する転職エージェント
20代で2回の転職活動を経験した転職サービス通の筆者が、学んだノウハウをもとに徹底解説していきます。

自力での転職活動でありがちな失敗例
薬剤師転職において、もちろん自力で転職活動を行うこともできます。しかし、自分1人で転職活動を進めるのにはリスクがあり、以下。
- 働きながら転職活動をするのはハードルが高い
- 客観的な評価がわからない
- 良質な非公開求人に出会えない
それぞれ見ていきます。
働きながら転職活動をするのはハードルが高い
転職活動の結果を良いものにしたいなら、志望動機や自己PR、その他転職の際に重視される作法やマナーなど、多岐にわたる項目の質を高いものにしなければなりません。
学生時代の就活なら、およそ1年間と言う長い期間がありましたし、大学によっては就職支援体制がしっかりしているところも多いです。それでもうまくいかなかった経験もあるのではないでしょうか?
転職活動となるとさらに条件は厳しく、短い期間で行う上、働きながら忙しい合間を縫って履歴書を書いたり志望動機を考えたり面接対策をしたりしなければなりません。
仕事をしつつ自力で転職活動も完璧に進めると言うのは、肉体的にも精神的にもかなり疲れるものがあります。その結果、書類や面接を満足のレベルまでもっていくことができず、残念な結果に終わってしまうケースは少なくありません。
自分の客観的な評価がわからない
1人で転職活動を進めると、客観的な評価を得られないまま、不安を抱えつつ本番に臨むリスクがあります。
転職活動をすると言う事は、応募先に自らを売り込むと言うこと。先ほども述べましたが、志望動機や自己PR、また面接の際に見られる幅広い作法やマナーなど、チェックすべき項目は多くあります。
もちろん本などを買って自力で対策するという方法もありますが、費用や労力がかかってしまい、それでいて完全に主観を抜け出すことはできません。志望動機や自己PRのズレ・自分では判らないクセなどに気づけず、「何故かわからないけど転職活動がうまくいかない」という消耗地獄に陥るリスクがあります。
良質な非公開求人に出会えない
あまり知られていないかもしれませんが、ネット上などで目にできる求人は、すべての求人のほんの一部。実は普通は公開されない、転職エージェントの登録者にしか紹介されない良質な「非公開求人」が多く存在するのです。
自力で転職活動を進めると、自分の希望条件に合った求人の存在に気づけず、妥協して転職先を決めることになるリスクも存在します。
【すべて無料】転職エージェントの利用で得られるメリット 【100倍楽】
転職エージェントを利用することによって、自力での転職活動の限界を突破可能。転職を考えている薬剤師にとって、転職エージェントを利用することで転職活動がスッと楽になることは間違いないでしょう。先ほど述べたような失敗リスクも転職エージェントの利用によって解決され、転職する側の肉体的・精神的負担は「100倍」軽くなるといっても過言ではないかもしれません。
転職を考えている薬剤師が、転職エージェントを利用することで得られるメリットを、1つずつ見ていきましょう。
メリット①: 良質な非公開求人に出会え、選択肢が増える
転職活動の目標は、「いかに自分の求める希望条件に合った求人とマッチングできるか」。そのため、より多くの求人に触れることで、自分にぴったりの理想の求人に出会える可能性は高くなります。
自力での転職活動だとネット上などに公開されている一部の求人しか見ることができません。しかし、転職エージェントを利用すれば一般には非公開の良質な求人もどんどん紹介してくれます。応募の選択肢が増え、希望する条件に合った勤務先へ転職できる確率がグンと高まります。
メリット②: 担当アドバイザーによる専門的なアドバイスが受けられる
はじめての転職の方はもちろん、過去に転職経験がある方にとっても、転職活動は不安だらけ。「履歴書や面接はこれで良いのだろうか…?」「そもそも本当に転職すべきなのだろうか…?」など、考えだしたらキリがないですよね。
転職エージェントを利用すればプロの転職アドバイザーが担当についてくれるので、専門的なアドバイスを無料で受けられます。転職活動におけるあらゆるステップにおいて手厚いサポートをしてくれるでしょう。
また、「本当に転職すべきか?」「どういうキャリアを描いていったらいいのか?」など、今すぐの転職活動に関係しないことでも相談できます。今の自分の状況でどうすべきなのか悩んでいたり、なかなか行動に踏み出せなかったりする方は、一度エージェントに相談してみることで見えてくるものがあると思います。
メリット③: 履歴書・職務経歴書等の添削が受けられ、書類選考を通過しやすくなる
転職活動では、書類選考が1つ目の関門。一概には言えませんが、転職では新卒の就活と比べて書類選考が重視される傾向にあると言われています。
特に、薬剤師の転職活動だと、ネットで調べられるような一般企業への対策だと不十分な場合も。薬剤師転職に特化したアドバイザーと二人三脚で志望動機や自己PRを作っていくことで、レベルの高い提出書類が作れるので、書類選考通過できる確率が高くなるでしょう。
メリット④: 面接日程の調整をしてくれる
転職活動でとにかく面倒なことの1つと言えば、日程調整。働きながらの転職活動だと、日程調整を自分でするのはかなりしんどいですよね。転職エージェントに自分の都合を伝えておけば、面倒な面接日程の調整を全て任せることができるので、転職活動におけるストレスが少なくなりますよ。
メリット⑤: 面接対策も受けられ、自分ではわからない改善点が見える
面接は、客観的な視点で見てもらうことが非常に重要なステップ。自分ではできていると思っていても、声の出し方や挨拶の仕方など、他人から見れば評価は全然違っていたりします。「多分大丈夫だろう…」と不安を抱えたまま本番に臨み、残念な結果に終わってしまっては非常にもったいないです。
転職エージェントで面接対策を行えば、自分では気づけないクセや話し方、立ち振る舞いに対してアドバイスをしてくれるので、面接のレベルを格段に上げて本番に臨むことができるでしょう。
メリット⑥: 給与・入社日など、自分では言いづらい交渉をしてくれる
いざ内定が決まっても、転職活動にはまだ続きが。給与面の交渉や入社日の調整など、なかなか自分からは言いづらいですよね。転職エージェントなら、こうした面倒な手続きも全て任せることができます。最低限のことだけに注力すればいいので、働きながらでも転職活動が格段に楽になる事は間違いないでしょう。
転職エージェントを利用するデメリットは?
転職エージェントを利用することで起こりうるデメリットについても確認しておきましょう。
デメリット①: 電話やメールにより、しばしば一方通行的に連絡が来る
転職エージェントを利用すると、希望条件に近い求人があればしばしば一方的に電話やメールの連絡が来る場合があります。しつこい電話が嫌で転職エージェントの利用を躊躇する方はかなり多いです。
とは言え、事前にメールでの連絡を希望しておけば、ほとんどの転職エージェントは対応してくれるでしょう。
デメリット②: 希望条件と合っていない求人を紹介される場合がある
転職エージェントは、求職者と企業とのマッチングにより企業から一定の報酬を受け取ることで成り立っています。求人を出す側の企業が上乗せで報酬を支払う条件を提示すれば、優先的に求職者に紹介される、といったような仕組みもあるようです。
そのため、自分の提示した希望条件に沿わない求人を紹介される場合もあるかもしれません。転職エージェントの仕組み上、起こりうる可能性はあるので、ハッキリ応募する意思は無いことを伝えてOKです。
デメリット③: 合わない担当者に当たる可能性がある
転職エージェント利用者の口コミを見ていると、「担当者と相性が合わなかった」「担当者がハズレだった」といった投稿を一定数見つけることができます。転職サービス側としてもエージェントの教育はしっかりしていると思いますが、残念なことに自分や会社の利益だけを考えて転職を勧めてくる質の悪いアドバイザーも、中にはいるようです。
転職は今後の人生を設計していく上で重要なターニングポイント。転職エージェントを利用するからには求職者側を第一に考えた質の高いサポートを受ける権利があります。ご紹介する転職エージェントを利用してみて、もし「この担当者は合わないな…」「この担当者の言うことは信用できないな…」と少しでも感じたら、遠慮せずに担当者変更希望の旨をメールなどで伝えるようにしましょう。
失敗しない、薬剤師転職エージェントの選び方
転職を考えている薬剤師にとって、転職エージェントを利用することで得られるメリットは多くあります。とは言え先ほども述べたようにデメリットもあり、もしうまくいかなかった時に被る精神的ダメージもあると思うので、利用する転職エージェントは慎重に決めたいところ。
失敗しないために、薬剤師転職エージェントを選ぶ際に確認すべきポイントは、以下。
- 求人数
- 受けられるサービス
- 付随的な特典
- 利用者の口コミ
求人数
求人数は、その転職エージェントの規模を確認するのに最も手っ取り早い方法。もちろん、求人数が多いからといってすべての求人の質が良いとは限りません。しかしながら、「求人数が多い=自分に合った求人とマッチングできる可能性が高くなる」と言う事は間違いないでしょう。
受けられるサポート
転職エージェントを利用する最も大きな理由は、無料で専門的な転職サポートが受けられるから。その転職エージェントでどのようなサポートが受けられるか、しっかりと確認しておきましょう。
付随的なサービス
転職エージェントによっては、一般的な転職サポートの他にも、登録することで独自性のあるサービスがついてくるところもあります。このような「特典」的なサービスも利用者にとってはメリットが大きいので、転職エージェント選びの指標になってきますね。
利用者の口コミ
転職エージェントの実態を知るのに最も信頼できるのは、利用者の口コミでしょう。いくら公式ページで自社のサービスの良いところばかりを謳っていても、口コミを見ると実情が丸裸になります。
ただ口コミを投稿するのには手間もかかり、わざわざ投稿している口コミの中には低評価のコメントが多くなりやすい傾向もあるので、そのあたりの見極めも大切ですね。

薬剤師転職エージェントを利用に関する、気になる疑問集
Q1: 個人情報を盗まれたりしない?
転職サービスを利用する際に気になるのが、個人情報の取り扱い。確かに、中には登録の個人情報を抜き取るだけでまともにサポートをしてくれない、悪質な会社も存在するよう。転職エージェントを利用する際には、怪しいサイトに引っかからないように見極める事が大切になってきます。本記事で紹介する転職エージェントは、個人情報の取り扱いを徹底しているところばかりですので安心して利用できます。
Q2: 紹介された求人を断りたい場合はどうすればいい?
薬剤師転職エージェントを利用していると、こちらが希望した条件とは異なる求人を紹介される場合があります。紹介された求人を受ける気がない場合は、断る旨をハッキリと伝えるようにしましょう。電話や対面だと断りにくい場合は、後からメールにて冷静に担当アドバイザーに伝えても大丈夫です。
転職エージェントは、「自分の希望条件に合った求人とのマッチング」を目的に利用するもの。担当者に勧められたからといって無理に応募する必要はなく、応募するのは本当に自分が働きたいなと感じたところだけでOKです。
Q3: 退会したくなったらすぐ退会できる?
ほとんどの転職サービスは、電話もしくはメールにて大会の旨を伝えれば、すぐに退会できます。ただし、公式ウェブページ上からは退会できない場合もありますので、注意してください。

おすすめできる薬剤師転職エージェント3選
ここまでの内容を踏まえ、「ここはオススメできる」と言える薬剤師転職エージェントを3つご紹介します。上手く利用しつつ、成功を掴み取ってください。

マイナビ薬剤師
利用者満足度5年連続No.1の、薬剤師専門転職エージェント。 求人数、拠点数ともに業界トップクラスです。就職・転職大手のマイナビが運営するマイナビ薬剤師は、手厚いサポートに定評があり転職未経験者でも安心。薬剤師転職を考えているなら、とりあえず登録しておきたい転職サービスです。
ファルマスタッフ
3部門でNo.1を獲得した薬剤師転職エージェント。年収600万円以上の正社員求人・時給4000円以上の派遣求人など、高収入の求人とマッチングしやすいことで定評があります。また、担当アドバイザーが企業まで直接足を運んで内情を調査しており、応募したい求人の踏み込んだ詳しい情報まで知ることができるので、安心して転職活動が行えます。マイナビ薬剤師と並び、最初に登録しておきたいサービスの1つです。
薬キャリ
薬剤師登録者数No.1の転職エージェント。ママ薬剤師向けの検索機能があり、子育てしながらやブランク有りの方に優しいサービスです。最短3日のスピーディーな転職に定評あり。病院や製薬会社の求人が多いのも特徴です。
薬キャリの評判・口コミを詳しく見る
どれから利用したらいい?【賢く効率的に利用しよう】
転職=マッチングですので、より多くの転職エージェントを利用した方が自分に合った求人に出会える確率が高まるのは確実。とは言え、あまりに多くに登録しすぎると、今度は管理が大変になってきますね。
転職エージェントは効率的に賢く利用したいところ。パターン別に利用例をいくつかご紹介しますので、どの転職エージェントから利用したらいいか迷う方は、自分の状況に当てはめて参考にしてみてください。
例1: はじめての転職の場合
✔️とりあえずマイナビ薬剤師
はじめての転職の方は、とりあえずマイナビ薬剤師からの利用がオススメ。サポートの手厚さでは口コミを見る限り頭1つ抜けてる感があります。まず面談を受けてみましょう。
✔️比較としてファルマスタッフ
転職未経験者にとって、複数の意見を比較検討することは大切。比較対象として、同じくトップクラスの規模で、応募先の内情に詳しいファルマスタッフ が最適かと思います。マイナビ薬剤師の提案とファルマスタッフの提案を比べ、自分の求める転職先について考えてみましょう。
例2: ママ薬剤師
✔️薬キャリ
子育て向け検索機能がある薬キャリ が最もオススメ。
✔️もっと比較したい場合は、マイナビ薬剤師orファルマスタッフも利用
もう一つ大手を比較したい場合は、マイナビ薬剤師かファルマスタッフ
が良いのではと思います。
例3: じっくり転職活動を進めたい場合
✔️ファルマスタッフ
半年以内くらいを目安にじっくりと転職活動を進めたいなら、自分のペースで進めやすいファルマスタッフ がオススメ。
例4: 今すぐ転職したい場合
✔薬キャリ、マイナビ薬剤師
最短3日でのスピード転職が可能な薬キャリ 、レスポンスの早さも定評があるマイナビ薬剤師
がオススメです。
例5: 業務未経験や、ブランクがある場合
✔マイナビ薬剤師
ブランクOK、未経験OKの求人が多いのはマイナビ薬剤師。求職者一人ひとりに対し自己PRなど手厚くサポートしてくれるので安心です。

最後に:転職は、より良い人生のために行なうもの
薬剤師として転職を考えているあなたは、多分、不安なことが山積みだと思います。転職活動するにあたって不安が完全に消えることはありません。でも、誰かに相談することで、楽になったり見えてくるものはあります。
一歩踏み出すのはとても勇気が要ることですよね。しかし、薬剤師資格を持っているあなたは周りと比べてもアドバンテージがあるのは確かです。
転職はより良い人生のために行うもの。この記事を読んでくださっあなたも人生をより良くしたいと思い転職を考えているのではないでしょうか?強みを活かして賢く有利に転職活動を進めつつ、自分らしい人生を目指していきましょう。応援しています。
✔️本記事で紹介した転職エージェントリスト