
「フリーターでも、がっつり働けば正社員と同じくらい稼げるの?」
こんな方向け。
フリーターを続けていると、「このままだと、将来が不安…」と感じることも多いですよね。そして、フリーターの悩みの中でも最も大きなものは「お金」、つまり「生涯賃金」についてだったり。
結論から言うと、フリーターと正社員の生涯賃金の差は、およそ1〜2億円と言われています。
- 【結論・悲報】フリーターと正社員の生涯賃金の差は「1〜2億円」
- とはいえ、悲観・自己否定はNG【社会適合者が全員ではない/自分に最適な行動とは?】
- フリーターが生涯賃金の差を埋めるには?
- ✔️就職エージェントを利用しよう
- まとめ: 自分に最適な方法にて、経済的に楽な未来を掴み取ろう
お金のことで将来が不安なフリーターの方は、本記事を読むことで見えてくるものがあるかもです。
【結論・悲報】フリーターと正社員の生涯賃金の差は「1〜2億円」
既に述べましたが、結論、フリーターと正社員の生涯賃金の差は、1〜2億円。正社員の生涯賃金が約2億〜3億円なのに対し、フリーターの生涯賃金は6000万〜9000万円と言われています。
もちろんお金が全てではありませんし、「夢を追いかけていれば、それでいい」と言う方もいるかと。とは言え、育児や親の介護など、長い人生において、将来的にお金が必要になる場面はいくつか想定されます。
生き方は個人の自由。しかし、フリーターを続けている理由が「なんとなく」「やりたい仕事がない」「楽だから」とかだと、微妙かも。
どのみち何かしらの形で働くのならば、同じ時間働いて賃金が多い方が、人生が楽なのは確実。労働時間に対して賃金が少ないフリーターは、将来的に人生が苦しくなるリスクがあることは、頭に入れておきましょう。
補足:その他のフリーターと正社員の待遇の差
生涯賃金以外にも、フリーターと正社員の間には格差が存在。
転職において不利
フリーターとして働いていても、今の職場に不満が出てきたり、やりたい仕事が見つかるかもしれません。そのようなときに転職を考えると思いますが、フリーターだと転職市場で不利に。
2021年現在の日本社会において、世間でのフリーターのイメージは、あまり良くないのが現実。年齢や得意なことなどが同じような応募者の場合、どうしても正社員経験者の方が採用されやすいのが、現実といえます。
ローンやクレジットカードの申請が通りづらい
フリーターは、社会的信用が低いのも現実。家や車などの購入でローンを組む際や、クレジットカードを作る際に、申請が通りづらかったりします。
いざと言うときの保険がない
生きていれば病気になったり怪我をしたりで、どうしても働けなくなる場面が出てきます。正社員だと社会保険から必要最低限の収入を得ることができますが、フリーターだと「働けない=収入ゼロ」と言う事態に。
退職後の年金が少ない
正社員だと、厚生年金に加入しており、退職後も比較的多くの年金をもらうことが可能なシステム。しかしフリーターだと、本来自営業の人が入るような年金にしか加入できません。
自営業やフリーランスだとサラリーマンより収入がある場合もあるのでさほど問題でなかったり。しかしフリーターだと、そもそも生涯賃金が少ない上、退職後も貰えるお金が少ない、、といった苦しい人生になる可能性が。
とはいえ、悲観・自己否定はNG【社会適合者が全員ではない/自分に最適な行動とは?】
と、ここまでネガティブな内容を伝えてきましたが、「自分はだめな人間なんだ…」「人生詰んだのかな…」と悲観的になったり自己否定に陥るのは、NG。
✔️「性格、能力」と「人としての価値」は無関係
人それぞれ、得意・不得意や性格お違いがあるのは当たり前。その人の特徴によっては「社会人向きの性格」「社会人向きじゃない性格」があって当然といえるでしょう。そして心に留めておきたいのは、こうした「能力の長短」は、その人の「人としての価値」とは全く無関係ということ。
社会適合者とか不適合者といった表現をされたりしますが、本来そこに生物的な優劣はありません。「今の日本社会にて、社会人として、生きやすい人」と、逆に「今の日本社会にて、生きづらさを感じる人」、どっちも存在して当たり前なのです。
「社会人として、生きやすい人」の特徴としては、例えば「社交性が高い、時間どおりに行動できる、コミュニケーション力が高い、何に対しても集中力がある、昼型人間である、…」などなど。逆に、上記のような社会性が高い例に当てはまらない人にとっては、今の日本社会はかなり生きづらいものだったり。
こうした能力や性格の特徴は、生物的な意味で、生まれ持った個性。仮にあなたが社会人に向いていない性格だからといって、悲観的になったり自己否定をするのは、NGです。

✔️つまり、「生涯賃金」と「人としての価値」は無関係
社会人に向いているか向いていないかは「完全に個性」だったりするので、「どんな生き方が適しているか?」は、個性次第。つまり、「一生のうちでどれだけお金を稼ぐか」は尚のこと、「人としての価値」とは無関係です。
✔️上記を理解した上で、楽な生き方、最適な行動を考えよう
上記を頭に入れた上で、人生を考えていきましょう。お金と人としての価値は、完全に無関係。ですが、「どうせなら、同じ時間働いて、賃金が多いほうがいいし、楽」と思うのは皆さん一緒でしょう。
もちろん、生き方によっては、「一生フリーターでも何とかなる」かもしれません。しかし「将来的なリスクを考慮すると、もうちょっとお金があったほうが安心」と言う場合は、生涯賃金を増やすための行動を考えていきましょう。
フリーターが生涯賃金の差を埋めるには?
フリーターが正社員との生涯賃金の差を埋めるには、例えば下記のような選択肢があります。
- 高時給のアルバイトをする
- 副業をする
- 起業する・フリーランスを目指す
- 正社員に就職する
1つずつ見ていきましょう。
高時給のアルバイトをする
転職△
社会保険×
厚生年金×
フリーターのまま正社員との紹介賃金の差を埋めるには、高時給のアルバイトを探すのも、選択肢の1つ。例えば下記のようなアルバイトは、時給が比較的高い傾向。
- 塾講師・家庭教師
- パチンコ屋
- 風俗
- 清掃員
ただし、高時給のバイトは、それなりにしんどかったりデメリットも多い場合があるので、注意。また、若いうちは問題なくても、フリーターのままだとどうしても、40代50代になると正社員との年収の差は大きくなります。
副業をする
転職○
社会保険×
厚生年金×
今のアルバイトを続けつつ、副業を始めるのも選択肢の1つ。人気の副業には例えば下記のようなものがあります。
- アンケート
- データ入力
- ネット記事ライティング
- キャッチコピー制作
- 翻訳
ただし、簡単なものは単価が非常に安く、難易度が高いものはある程度継続してスキルアップする必要あり。スキルがついてくれば、依頼主に単価UPを交渉するのもありですが、お小遣い稼ぎ程度が現実的です。
とはいえ、気になる方はクラウドソーシングサービスに登録して、案件を眺めてみるだけでも収穫がありそう。副業で何かしらのスキルがつけば、そっちの業界に転職するのが有利になったりします。
✔️人気のクラウドソーシングサービス
起業する・フリーランスを目指す
転職△
社会保険×
厚生年金×
何かやりたいことがある方は、起業する・フリーランスを目指すのも選択肢。ただし、最初のうちは収入ゼロ、お金を稼げるかどうかは努力次第である事は覚悟する必要があります。また、「社長とかフリーランスって、かっこいいし、キラキラしてる!」みたいなイメージで始めると、ほぼ間違いなく挫折するでしょう。実際は地道で泥臭いものだったりします。
とは言え、やってみないとわからないものがあります。自由を手に入れたい行動力のある方は、挑戦してみてもいいかもしれません。
正社員に就職
転職◎
社会保険○
厚生年金○
ここまでいくつか生涯賃金を上げる選択肢を挙げてきましたが、一番手っ取り早く確実なのは「正社員に就職する」こと。就職によって、生涯賃金は平均1〜2億円UPし、負い目からも解放されるでしょう。
「正社員=サラリーマン」といったイメージで敬遠しているフリーターの方も多い予感。しかし、実際には「人と関わらない仕事」「夜中の仕事」「1人でできる仕事」など、多種多様な仕事が存在。社会人に向いていない性格でも、正社員になることは充分可能。
≫【裏技あり】コミュ障フリーターは、人と関わらない仕事に就職したい。【コミュ障が書く】
また、就職に対する恐怖がある方も、多い予感。「就職するのが怖い…」「就職しようと思っているけど一歩踏み出せない…」方は、気が向いたら下記の記事も読んでみてください。
≫就職するのが怖いフリーター/ニートのあなたに。精神が楽になる思考法を伝えたい【就職=実験感覚でOK】
✔️就職エージェントを利用しよう
「ずっとフリーターを続けてきて、今から正社員に就職できるの…?」と不安な方も多いかもですね。
就職エージェントなどプロを利用すれば、正社員への就職成功率はグッとUP。面接や書類を添削してくれたり、独自のパイプで企業に交渉してくれるので、有利に就職活動を進めることが可能。希望を伝えておけば求人をポンポン紹介してくれ、面倒な企業とのやりとりも代わりにやってくれたりするので、肉体的&精神的にスッと楽になります。
また、気になった求人の内情を事前に詳しく確認できるので、ブラック企業を排除でき安心です。
≫【100倍楽】フリーターにおすすめの就職エージェント3選【迷ったら、これだけでOK】
まとめ: 自分に最適な方法にて、経済的に楽な未来を掴み取ろう
本記事の内容は以上。最後にポイントをまとめておきます。
✔️「社会人に向いているか」「生涯賃金」は、「人としての価値」とは無関係
✔️生涯賃金UPさせる選択肢
- 高時給のアルバイトをする
- 副業をする
- 起業する・フリーランスを目指す
- 正社員に就職する
どんな生き方が向いているかは、人それぞれ。
その上で「生涯賃金」に焦点を当て、確実に経済的に楽な未来を目指すなら、正社員への就職がお勧め。もしあなたが「いつかは就職しよう」と考えているなら、少しでも早い方が有利。25歳位までなら「若手」としてアピールできるので、迅速な行動にて明るい未来が近づく予感。
とは言え、生き方に正解はないので、いろいろ試してみるのもいいかもですね。自分に最適な方法にて、経済的な楽な未来を掴み取りましょう。応援してます。
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