「電子ドラムを練習したいのだけど、騒音が心配…。対策方法があれば教えてほしい!」
こんな疑問・悩みを解決する記事です♪
ドラムといえば、大がかりな楽器。スタジオに行かなければ練習できないところを自宅でも練習可能にしてくれる夢のアイテム、それが「電子ドラム」ですよね。しかしながら、電子ドラムを練習する上でしばしば問題となるのが「騒音問題」、、
実は電子ドラムの騒音はDIYで簡単に対策可能。
この記事では、
✅消音性の高い電子ドラムパーツ
✅DIYで出来るカンタン騒音対策法
この2つについて解説していきます。
この記事の内容を実践すれば、もう騒音問題に悩まず、思いっきり電子ドラムを叩けますよ♪
騒音の発生する原理は?
まずは、電子ドラムの騒音が発生する原理について見ていきたいと思います。
電子ドラムの騒音は主に以下の2種類に分けられます。
- パッドを叩いた際のアタック音
- キックを踏んだ際の床に伝わる振動
アタック音については分かりやすいと思います。単純にスティックで打面を叩いた際に発生する音です。
もう一つは床に伝わる振動。電子ドラムと床が接していることで、スティックで打面を叩いた際やキックペダルを踏んだ際の振動が、ダイレクトに床に伝わってしまうのです。
そして、この2つの騒音は、どちらも対策可能です。
具体的に解説していきますね♪
消音性の高い電子ドラムパーツ
まずは、電子ドラム本体の方で騒音対策する方法です。まだ電子ドラムを購入していない方用。アタック音はこちらで解決できます。
電子ドラムは種類やグレード、メーカー等によって付属のパーツの種類が変わってきます。
その中でも、騒音に関係するパーツは下記の2つ。
- 打面(パッド)
- キックペダル
消音性の高い電子ドラムの打面(パッド)
電子ドラムのパッドは主に3種類あり、以下の通り。
- ゴムパッド
- メッシュパッド
- シリコンパッド
この3種類のパッドにおいて、最も消音性の高いパッドは「メッシュパッド」です。
ゴムパッドは、叩いた際に「ポクポク」という割と大きめの生音が鳴ります。
メッシュパッドとシリコンパッドは打音が比較的静かなのですが、より消音性が高いのは、間違いなくメッシュパッド。
メッシュパッドは叩いている本人からしても「シャッシャッ」という小さな音が聞こえる程度。部屋の外だとほとんど聞こえません。
メッシュパッドを多く使用している電子ドラムメーカーといえば、「ローランド」。
電子ドラムの購入がまだの方は、下記の記事を是非参考にしてくださいね♪
【おすすめ】初心者向けの電子ドラム!選ぶ際に絶対見るべきポイントとは?【バンドマンの本音】【2020年度】 - あ〜るぐれいはいかが?
消音性の高い電子ドラムのキックペダル
キックペダルは主に2種類あり、以下の通り。
- ペダル式
- スイッチ式
このうち、消音性が高いのは「スイッチ式」です。
ペダル式は、本物のアコースティックドラム同様、ピーターが打面を叩くことで音が出ます。打面に当たる際に振動が発生してしまうわけですね。
これに対してスイッチ式は、踏み込むことでスイッチを押し、内蔵されている音源を鳴らす仕組み。物理的なアタック音はペダル式に比べかなり小さいです。
DIYで電子ドラムの騒音・振動対策する方法【DFS・ディスクふにゃふにゃシステム】
さて、もう一つの騒音対策法がこの記事の本題。DIY、つまり自作で騒音防止装置を作る方法。すでに電子ドラムを購入している方向けの騒音対策法です。コイツを作ることで、床に伝わる振動を極限まで小さくすることが可能に。
実は騒音防止装置は簡単に作ることができるのです。
必要な材料は、以下の3つだけ。
- ベニヤ板
- 防振マット
- バランスディスク
バランスディスクを使用するので「ディスクふにゃふにゃシステム(DFS)」なんて呼ばれてます(^o^)
ではでは、これらを組み合わせて自作の騒音防止装置を作りましょう!
DFSに必要な材料
①防振マットor子供用マット
まずは一番下に敷く、防振マット。勿論他のマットでも代用可能だとは思われますが、やはり防振マットが最も効果的。
下記のものだと、使用されている方も多く間違いないかと思います。
②バランスディスク(4個)
これが振動を吸収する張本人。とはいえ、安いものでOK。
下記の商品なら安いうえ、耐荷重250kgまでなので安心です。4個必要なので、2個入りを2つ購入すればOKです。
③ベニヤ板
ベニヤ板は、厚さ12mm程度のものが最も適しているようです(皆さんこの厚さにしてるよう)。
大きさは、750mm×1300mm以上あれば大丈夫です。
薄すぎると耐久性が心配ですし、厚すぎると重くなってバランスディスクに負担がかかりすぎますので。
ベニヤの「構造用合板」が頑丈でおすすめです。
DFSを作る手順
①まず、電子ドラムを置きたい部分に防振マットを敷きます。(電子ドラムを置く部分だけで大丈夫。部屋全面に敷く必要はありません。)
②次に、防振マットの上にバランスディスクを4個乗せます。お使いの電子ドラムの形状や大きさによって個数を調整しましょう。等間隔に間を開けて4隅に置くと安定します。
③最後に、バランスディスクの上にベニヤ板をひいて完成!
あとは、お使いのドラムマットをベニヤ板の上に敷き、電子ドラムを乗せれば、使用できます。
椅子はDFSの上には乗せないようにしましょう。DFSの厚みの分、椅子を高めにしておきましょう。
DFS、効果はある?安定感は?
DIYと侮ることなかれ、結構効果ありです。床を通じて伝わっていた振動が9割カットになった印象。特にバスドラムの音がかなり小さくなります。
ドスドスうるさいのって、ほぼバスドラムだったんですね〜(^^;
あと、気になる安定感ですが、演奏するうえではほぼ気になりません。
電子ドラムのタイプにもよりますが、自立式のハイハットを使ってる方によると、少し揺れる程度みたいですね。気になるレベルでは無いそうです♪
DFSが何故、騒音防止効果があるのか
DFSの騒音防止効果の秘密は、ズバリ、「バランスディスク」にあります。
バランスディスクの表面には、トゲトゲした小さな突起がありますよね。バランスディスクを真ん中に置くことで、電子ドラム側のベニヤ板と床側の防振マットの接地部分は、「バランスディスク表面のトゲトゲの先端部分のみ」になります。
つまり、電子ドラムと床との接地面積が極限まで小さくなり、衝撃が伝わりづらくなるのです。
騒音対策をして、思いっきり電子ドラムを叩こう!
今回は、電子ドラムの騒音対策法について紹介しました。
騒音を気にしなくて良くなれば、昼夜問わず思いっきり電子ドラムを練習できるようになります。
電子ドラム演奏を楽しみつつ、ドラムの技術を上達していきましょう。
それでは、楽しいドラムライフを満喫してくださいね。
今回はこの辺で。
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