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世界のカブトムシの大きさランキング【2020年版】

男の子の憧れ・カブトムシ。


世界最大のカブトムシと言えば「ヘラクレスオオカブト」が有名ですが、それ以降のランキングはご存知ですか?

 

この記事では、幼少期より昆虫に夢中だった虫好きの筆者が、世界のカブトムシの大きさランキングを作ってみました。

 

(なお、♂の最大体長を対象としており、角の先からお腹の先までの長さとします。図鑑や雑誌、サイトなどを参考に作っていますが、媒体による情報の変動、最新情報による更新もあると思いますので、ご指摘等ありましたら宜しくお願いいたします。)

 

 

 

 

 

 

 

世界のカブトムシ大きさランキングTOP10

1位:ヘラクレスオオカブト

ヘラクレスオオカブト

(画像引用)https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヘラクレスオオカブト

 

  • 体長:♂80〜181mm(野外178mm、飼育181mm)
  • 分布:中南米、小アンチル諸島

 

不動の第1位、言わずと知れた世界最大のカブトムシと言えば、「ヘラクレスオオカブト」。誰もが認めるカブトの王ですね。

 

非常に長い1本の胸角と、頭角よりは短いものの長く反り返った1本の頭角を持つ、立派なカブトムシです。大型の個体の胸角は体長の半分以上を占め、全体長は大きいものでは18cmにも達します。

 

「ヘラクレス・ヘラクレス(ヘラヘラ)」と呼ばれる個体群が特に大型になることで有名で、胸角も太く立派になります。

 

ファンが多く飼育も盛んで、ギネスが次々と更新されています。これまでは野外個体が記録した178mmが最大とされていましたが、2018年には飼育個体が181mmを記録し、ギネスを塗り替えました。

 

種小名「ヘラクレス」はギリシャ神話の英雄に由来。

 

前翅の色は湿度によって変わり、乾燥しているとお馴染みの黄褐色ですが、湿っていると真っ黒になります。この特徴は、近い仲間である各種シロカブトでも見られます。

 

因みに、以前は「リッキー」とか「オキシデンタリス」などは「亜種」として扱われていましたが、現在では「地域変異」とするのが定説になっています。とは言え各個体群に根強いファンがいるので、その価値は変わらなさそうですね。

 

 

世界最大ギネス記録である、amazonico氏作出の181mmのヘラクレスオオカブト

▲amazonico血統ギネス記録を塗り替えた181mmのヘラヘラ。身体の半分以上を頭角が占めています。もはや彫刻作品、「虫」であることを忘れさせられます。

(画像引用)181mm!!!! Biggest Hercules Beetle In The World - Amazonico アマゾニコ

 

 

2位:ネプチューンオオカブト

ネプチューンオオカブト

(画像引用)

http://kabutomushicom.web.fc2.com/dn/neptunus.htm

 

  • 体長:♂60〜165mm(野外165mm、飼育157mm)
  • 分布:ペルー、エクアドル、コロンビア

 

カブトムシ大きさランキング第2位は、「ネプチューンオオカブト」。ヘラクレスに似ている真っ黒いカブトムシです。

 

全長のギネスサイズではヘラクレスオオカブトに一歩譲るものの、頭角はヘラクレスよりも長く立派で、大きく天に向かい反り返ります。更にヘラクレスには無い2本の短い胸角も持ち合わせており、世界一豪華な角を持つカブトムシといえます。体高が高く、特に横から見た際のボリューム感はヘラクレスを上回ります。

 

豪勢な角に似合わず大人しい性格をしており、さほど戦いをしません。よく見ると1本1本の角は細く、喧嘩の為の角というよりむしろ、雌にアピールするための装飾的色合いが強いと思われます。これは、アジアのゴホンヅノカブトにも通ずる特徴です。

 

種小名は、海神「ネプチューン」から。

 

ヘラクレスオオカブトの仲間ですが、本種とサターンオオカブトを、カバイロオオカブト属という独立したグループとする考え方もあります。

 

立派な角とは対照的に、手脚は短くちょこんとしています。ギャップがありながらも何故かバランス良く感じるのは、筆者だけでしょうか?

 

 

 

3位:マルスゾウカブト

マルスゾウカブト

(画像引用)

https://mushinavi.com/navi-insect/data-kabu_zo_mars.htm

 

  • 体長:♂70〜140mm(野外140mm、飼育132.8mm)
  • 分布:南米

 

カブトムシ大きさランキング第3位は、「マルスゾウカブト」。


世界最重量のカブトムシの1種です。その体重は50gを越え、小さめの卵ほどになります(ヘラクレスは40gほど)。あくまでも「昆虫」と言うことをお忘れなく。

 

角を除いた体の大きさではヘラクレスオオカブトを遥かに凌ぎ、体重や脚の長さもヘラクレスオオカブトを上回ります。ヘラクレスは正確には「最長」のカブトムシなので、ぱっと見の大きさは寧ろ本種の方が巨大な印象さえ受けます。

 

種小名は、ローマ神話の軍神「マルス」から。黒光りの戦車のごとき巨体、芸術的に湾曲した3本の角、鋭い棘の生えた脚など軍神の名に恥じぬまいです。

 

頭角が長く伸びることから、ゾウカブトの仲間でもギネスサイズでトップを誇ります。大型になるほど角が長く発達し、美しく弧を描きます。

 

温厚な性格のものが多いゾウカブトの中で珍しく好戦的な性格をしており、この点でも「軍神」の名が相応しいですね。分布域が限られており、角はその造形から現地ではお守りとして首飾りにされるとか。

 

 

4位:アクティオンゾウカブト(レックスゾウカブト)

レックスゾウカブト(アクティオンゾウカブト)の標本
(画像引用

 

  • 体長:♂50〜135mm(野外135mm、飼育133.3mm)
  • 分布:中南米

 

カブトムシ大きさランキング第4位は、アクティオンゾウカブト(レックスゾウカブト)です。こちらも、世界最重量のカブトムシの1種。本種も含む大型ゾウカブト数種は「ビッグ・メガソマ」と呼ばれ、超重量級のカブトムシとして知られています。また頭角が短い分、角を除いた純然たる体の大きさは本種が世界最大とも言われています。

 

同じゾウカブト属なのでマルスに似ていますが、本種は体表面がツヤ消しになっていること、また胸角がアクティオンは真っ直ぐ、マルスは斜め前に突き出していることなどで区別できます。

 

種小名アクティオンは、ギリシャ神話に登場する狩人「アクタイオーン」から。

 

以前はアクティオンゾウカブト1種として知られていましたがしたが、現在では、「レックスゾウカブト」と「アクティオンゾウカブト」の2種に分けられています。現在流通している本種はほとんどが、レックスゾウカブトの方だと言われています。

 

幼虫期間が4年ほどと非常に長く、飼育に根気が必要なカブトムシとしても有名ですね。

 

 

 

5位:コーカサスオオカブト

木に止まるコーカサスオオカブト
(画像引用)

コーカサスオオカブト - Wikipedia

 

 

  • 体長:♂40〜133mm
  • 分布:ジャワ島、マレー半島、スマトラ島

 

カブトムシ大きさランキング第5位は、「コーカサスオオカブト」です。世界最強のカブトムシの呼び声が高い、人気の1種です。

 

3本の非常に長く発達した角が特徴の、アジア最大のカブトムシ。本種とよく似た種類が数種いますが、コーカサスが最も大きくなり、角も長く立派になります。

 

まさに戦いのために進化を遂げたような究極のフォルム。3本の角は弧を描き、喧嘩相手を離しません。極めつけは頭角にある1本の突起。強く挟んだ結果相手の体に穴を開けることさえあります。

 

ヘラクレスと比べると、個体にもよりますが、ボディの大きさはほぼ同じくらい。脚はコーカサスの方が長く頑強です。

 

非常に闘争心が強く、餌場やメスを巡るケンカで相手に致命傷を与えることもしばしばあります。


また、前胸背板と前胸が爪切りのように鋭くなっており、指などを挟まれると危険。これは、捕食者であるサル等の哺乳類に対抗して進化したと考えられています。

 

種小名は「キロン」。コーカサスではありません。以前はコーカサスだったのですが、古いタイプ標本がキロンで登録されていたため、そちらに準拠することに。

 

高地に生息しているため、低温での飼育に適しています。

 

 

6位:エレファスゾウカブト

止まり木に止まるエレファスゾウカブト
(画像引用)

エレファスゾウカブト - Wikipedia

 

  • 体長:♂50〜131mm
  • 分布:メキシコ、中米

 

カブトムシ大きさランキング第6位は、エレファスゾウカブトです。

 

またまたゾウカブト、本種も世界一重たいカブトムシの1種。単にゾウカブトと言えば本種を指します。最も重いカブトムシとして一番有名なのは本種ではないでしょうか?

 

マルスやアクティオンは毛のない真っ黒な体でしたが、エレファスは体表面に黄褐色の微毛が生えています。巨大すぎて「虫」であることを忘れ、寧ろ「小動物」といった印象さえ受けます。

 

現地では灯火に飛来し、50gを超える巨体ゆえに街灯にぶつかり割ることさえあると言います。

 

種小名「エレファス」は「ゾウ」を意味します。横から見たフォルム、細かい横ジワの刻まれた頭角など、ゾウカブト属の中でもダントツで「ゾウ」に似ています。

 

成虫はやや短命で、寿命は2〜3ヵ月ほどと言われています。しかし標本にしたときの迫力も圧倒されるものがあります。

 

 

 

7位:オキシデンタリスゾウカブト

オキシデンタリスゾウカブト
(画像引用)https://www.e-colors.jp/blog/2018/06/post-253.php

 

  • 体長:♂60〜127mm
  • 分布:メキシコ

 

カブトムシ大きさランキング第7位は、オキシデンタリスゾウカブト。エレファスゾウカブトに似ていますが、一回り小さく、胸角が真横に向いているなどの違いがあります。

 

別名「メキシコゾウカブト」。 

 

 

 

8位:ギアスゾウカブト

ギアスゾウカブト
(画像引用)http://akotani.net/item.php/000769

 

  • 体長:♂50〜118mm

 

カブトムシ大きさランキング第8位は、「ギアスゾウカブト」です。高価なカブトムシとしても知られています。

 

エレファスゾウカブトに似て微毛に覆われています。最大の特徴は、他の大型ゾウカブトでは痕跡程度の中央の胸角が、しっかりと4本目の角として伸びていることです。そのため斜め前から見ると4本の角全てが目に入り、迫力があります。

 

種小名は、ギリシャ神話に登場する巨人「ギアス」に由来。

 

 

 

9位:ヤヌスゾウカブト

木に止まるヤヌスゾウカブト
(画像引用)http://www.asahi-net.or.jp/~qf7n-adc/worldbeetles/Mj.jpg

 

  • 体長:♂60〜117mm

 

カブトムシ大きさランキング第9位は「ヤヌスゾウカブト」。太短い角と、ゾウカブトの中でも特にずんぐりとした体型が特徴です。

 

原名亜種ヤヌスゾウカブトの他に、ラミレスゾウカブトと呼ばれる亜種が存在します。
アクティオンゾウカブトに似ていますが、本種の方がツヤが強いこと、胸角が内側に向いて伸びていることなどで区別できます。

 

 

10位:サタンオオカブト

止まり木に止まるサタンオオカブト

(画像引用)サターンオオカブト - Wikipedia

 

  • 体長:♂40〜115mm(野外115mm、飼育114mm)
  • 分布:ボリビア

 

カブトムシ大きさランキング第10位は、「サタンオオカブト」です。

 

ボリビアの限られた地域にのみ生息する、珍しいカブトムシ。非常に高価なカブトムシとして有名です。とはいえ活動時間の解明や飼育方法の確立により、以前よりは入手しやすくなっているようです。

 

胸角下部から前胸部にかけて金色の長い毛が密生しています。ゴージャスな見た目から人気が高いカブトムシです。

 

ネプチューンオオカブトに近縁であり、前脚の形状が非常に似ています。

 

 

11位:モーレンカンプオオカブト

モーレンカンプオオカブトのオスの標本

(画像引用)

モーレンカンプオオカブト - Wikipedia

 

 

  • 体長:♂40〜112mm
  • 分布:ボルネオ島

 

カブトムシ大きさランキング第11位は、「モーレンカンプオオカブト」。ボルネオ島にのみ生息する固有種です。

 

コーカサスやアトラスと同じ仲間であり、見た目も似ていますが、幅が狭く体高が高いこと、頭角の付け根にのみ突起があることなどから区別できます。

 

覆いかぶさるような高い位置から生える胸角、シャープでスリムな見た目から人気も高いですね。珍種でありながら比較的有名といえます。

 

 

 

12位:アトラスオオカブト

アトラスオオカブトの標本

(画像引用)

アトラスオオカブト - Wikipedia

  

  • 体長:♂48〜110mm(野外103mm、飼育110mm)
  • 分布:東南アジア

 

カブトムシ大きさランキング第12位は、「アトラスオオカブト」。ペットショップやホームセンターでもお馴染みの、最もポピュラーな外国産カブトムシの1つです。

 

一見すると、コーカサスオオカブトに非常に似ています。見分け方は、頭角にある突起。鋭く尖った三角形の突起と台形の突起があるのがコーカサス、なだらかな台形の突起のみを持つのがアトラスです。また、個体差はありますが、本種の方が一回り小型です。

 

種小名は、ギリシャ神話に登場する巨神「アトラス」に由来。天空を支えている神として知られています。

 

 

 

 

 

 

まとめ


というわけで、カブトムシの大きさランキングTOP12でした。1位のヘラクレス・2位のネプチューンは不動な気がしますが、3位以降は数mm単位の混戦模様ですね。飼育によって順位が変わる可能性も充分にあると考えられます。

 

また、属単位で内訳を見てみると、Dynastes属(ヘラクレスオオカブトの仲間)が3種、Calcosoma属(コーカサスオオカブトの仲間)が3種、Megadoma属(ゾウカブトの仲間)が6種という結果。顔触れは決まっており、ゾウカブトの仲間が最も多くランクインするという結果になりました。

 

これ以降はさらに混戦のため、ランキングはここまでにさせていただきます。このあとは100mm前後の種類が続きそう。ケンタウロスオオカブト、ヒルス(モロン)シロカブト、ノコギリタテヅノカブト、ゴホンヅノカブトあたりが次点かと思われます。

 

因みに、気になる国産カブトムシのギネスですが、確認できた最大記録が91.7mm。世界のカブトムシと比べても、ある程度大きい部類には入るのではないでしょうか?

 

 

カブトムシの魅力は、大きさだけではありません。カブトムシは全世界で種。有名な種類は一部であり、図鑑に乗っていないような珍しい種類もたくさん存在します。

 

カブトムシはもちろん、昆虫の世界に浸ってみてはいかがでしょう?

 

 

 

 

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