あ〜るぐれいはいかが?

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理科系雑記ブログ。音楽、生物etc. くつろぎと思索のひとときを。

【パソコン音痴OK・画像付き】AIきりたん(NEUTRINO)の使い方【ダウンロードから歌うまで】

ボカロ界隈で2020年頃から話題になっている音声合成ソフト、「AIきりたん」。

 

AIきりたんって?

2019年11月に、SSSがAI研究向け学習データベース「東北きりたん歌唱データベース(DB)」を研究者向けに無償公開した。現在使われているAIきりたんのライブラリはこのデータベースを元に製作されている。  東北きりたんを歌声として使用できるAI歌声合成技術は以下の通り。

  • NEUTRINO …… SHACHI氏が開発した音声合成ソフト、2020年2月22日公開(無料)
  • CeVIO AI …… テクノスピーチが開発した音声合成ソフト、2021年2月12日発売(有料)

 

 

ざっくり言うと「VOCALOIDに比べより人間に近い声で歌わせることができる、無料の音声合成ソフト」です。この時点でヤバイですよね。

 

 

しかし、、

「使い方調べてもイマイチ分からん…難しそう…」

「実際にやってみたけど、声が出る所までたどり着かねぇ…」

こんな方が多いはず。

 

 

実際、僕も「NEUTRINOは無料だし、やってみよ」と思って、ネットに散らばっている方法を見ながらやってみたものの、丸1日かかってもきりたんは歌ってくれず、、。

 

 

 

…そう、AIきりたん(NEUTRINO)は、最初の設定が難しく、なかなか声が出る所にまでたどり着けないという問題が。

 

 

 

というわけで、AIきりたんの始め方や使い方を、めちゃくちゃ噛み砕いて解説します。

 

AIきりたんの「ダウンロード」から「音を出すまで」のすべての過程を、解説。パソコンが超苦手な方でもわかるように、3ステップに分割して、細かく説明していきます。

 

(有料でもいいから、難しいことはしたくない‼︎とりあえずきりたん歌って!という方は、CeVIO版といって難しい設定がないものがありますので、そちらをどうぞ。)

 

 

 

 

AIきりたん(NEUTRINO)の使い方は、大きく分けて3ステップ

 

AIきりたんが実際に歌を歌うまでは、大きく分けて以下の3ステップに分けることができます。

 

①NEUTRINO、AIきりたん歌声のダウンロード

②musecoreで楽譜を作成する

➂楽譜をNEUTRINOに読み込ませる

 

早速みていきましょう。

 

 

※本記事では、Microsoftパソコン(surface)の画面で進めていきます。

 

 

 

STEPⅠ: NEUTRINO&AIシンガーをダウンロード

 

1. NEUTRINOホームページ上の作業

 

まずはNEUTRINOホームページにアクセスして、「NEUTRINOおよびAIきりたんのダウンロード」をする所から始めましょう。

 

>下記URLをクリックし、NEUTRINOホームページにアクセスしてください。

 

https://n3utrino.work/

 

 

①NEUTRINOをダウンロード

 

まず、NEUTRINOをダウンロードしましょう。

ホームページを下にスクロールすると、以下のような部分があるかと思います。

f:id:rgrey:20220124213943j:plain

>矢印の部分をクリックしてください。

 

こんな画面に行きます。

f:id:rgrey:20220124214044j:plain

 

  • Windows
  • macOS
  • Online(その他のPC)

 

>お使いのPCのものをクリックして、ダウンロードしてください。



 

 

②シンガーをダウンロード

 

次に、AIシンガーの歌声をダウンロードします。

 

NEUTRINOで歌わせられるAIシンガーは、以下。

 

  • めろう
  • ナクモ
  • No.7
  • 東北イタコ
  • 東北ずん子
  • 東北きりたん
  • 謡子
  • JSUT

 

本記事では、「東北きりたん」で進めていきます。(他のシンガーを使用したい場合も、は一緒です)

 

 

>先程の画面の「東北きりたん」をクリックして、ダウンロードしてください。

f:id:rgrey:20220124214804j:plain

パソコン画面の下の方で、NEUTRINO & AIシンガーのダウンロードの進捗状況が出ていると思「ダウンロード済み」になるまで待ちましょう。

 

 

 

2. エクスプローラー上の作業

 

NEUTRINOと歌声のダウンロードは出来ましたか?

次は、NEUTRINOのシステムの中にAIきりたんの歌声を追加していきます。

 

 

(NEUTRINOシステムは、ダウンロードしただけだと、 AIシンガーのボックスが空っぽの状態。AIシンガーの歌声のデータを、その都度、追加してあげる必要があるのです)

 

 

①歌声ライブラリに、ダウンロードしたAIシンガーを追加

 

ダウンロードしたNEUTRINOとAIきりたんの歌声ライブラリは、パソコン上の「エクスプローラ」と呼ばれる場所に保存されています。

 

 

パソコン画面の左下の

 

>「ここに入力して検索」の部分をクリック、そして次に

>「エクスプローラー」をクリック

f:id:rgrey:20220124234915j:plain

 

>「ダウンロード」をクリック

>「東北きりたん」を右クリック、コピー

 

 


>ダウンロード→NEUTRINOをクリック

>modelをクリック

f:id:rgrey:20220124215850j:plain

 

>枠内で右クリックし、「東北きりたん」をペースト

 



 

②追加したAIシンガーの歌声で出力できるように、runの情報を書き換える

 

次に、歌データを読み込ませた際(楽譜を読み込ませる・後で説明します)に、AIきりたんモードで出力できるように設定します。

 

(デフォルトのままのシンガーで良い方は、飛ばして大丈夫です)

 

 

>エクスプローラ→ダウンロード→NEUTRINOをクリック

>runを右クリック

>編集をクリック

 

すると下記のような画面が開くと思うので、

>「ModelDir」の=の後ろを「KIRITAN」と書き換えます。

>上書き保存(ctrl+s)

f:id:rgrey:20220125000131j:plain

 

 

 

以上でAIきりたんの基本設定は終了です。

 

ひとまずお疲れ様でした。

 

 

【補足】正常に動くか確認

 

一応、最後に、ちゃんと歌声が合成されるか確認してみましょう。

 

NEUTRINOの中に、デフォルトの楽譜データが入っています。きりたんの声で再生できるかテストしてみます。

 

(scoreの中に「春が来た」の楽譜のデータが「sample1」の名前で入ってます)

 

 

先ほどのNEUTRINOの画面から、

>runを右クリック→編集をクリック

 

すると先ほども見たrunの画面が開くと思うので、

>「set BASENAME」の=の後ろを、「sample1」と書き換えます

>ctrl+s

>エクスプローラー上でrun.batをダブルクリック

 

すると、何やらハッカーみたいに黒い画面が開くと思うので、PCの処理が終了するまで茶でもすすって待機していてください。

(楽譜を読み込み、AIが歌声を合成しています。数分かかる場合があります、長く感じます。)

 

 

黒い画面が閉じたら、

>NEUTRINO→outputをダブルクリック

>wav.をダブルクリック

 

音楽ファイルが開くと思うので、正常に歌が出力されたら成功です、お疲れ様でした。

 

(このwavファイルというのが、合成された歌声になります)

 

 

 

 

STEPⅡ: musescoreで楽譜を作成

 

いよいよ、自分で作った歌をAIきりたんに歌わせていきましょう。

 

先ほどは「score」の中にデフォルトで入っていた「春が来た」の楽譜データを読み込ませましたね。

今度は、自作の楽譜データを作り、同じように「score」の中に入れ、AIきりたんに歌っていただきましょう。

 

 

まず、楽譜作成ソフトをダウンロード。musecoreと言うソフトを使用します。

 

ここでは簡単な使い方を解説します。

 

 

新しい楽譜の作成

 

まず、左上の「新しいスコアの作成」をクリック。

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次に、基本情報入力

  • タイトル入力→「次へ」
  • 何も選択せず「次へ」
  • 鍵盤楽器→ピアノ→「次へ」(楽器の種類は何でも構いません、打ち込んだ音をとりあえず確認するためだけ。楽譜データを作るのが目的ですので。)
  • 調号・テンポを入力して「次へ」
  • 拍子などの設定をして「完了」

 



音符入力

Nキーを押す(もしくは左上のNみたいなマークをクリック)と、音符入力モードになります。

 

音符の長さ切り替え

上にある音符をクリックして、音符の種類を選んでください。(数字キーでもOK)

 

既に打ち込んだ音符の長さを切り替えたい場合は、音符をクリックして青い状態にしてください。そして、上にある変更したい音符をクリック。

 

音符休符切り替え

音符入力モードにしてください。

  • 音符→休符:休符に切り替えたい音符を、右クリック
  • 休符→音符:音符に切り替えたい休符を、クリック

 

テンポ変更

音符あるいは休符を選択し、Alt+Shift+Tを押してください。

 

歌詞入力

音符を選択し、Ctrl+Lを押してください。

 

音符のコピペ

コピーしたい音符休符(あるいは小節)の先頭をクリックで青い状態に→コピーしたい音符休符(あるいは小節)の末尾をShift+クリック。

 

すると、コピーしたい部分が青い状態になります。

Ctrl+Cでコピー→ペーストしたい箇所でCtrl+Vでペースト。

 

スウィング

musecoreでスウィングの設定は可能なのですが、neutrinoで読み込むことはできないようです、、

とはいえ、諦めるのは早い。僕は、

  • テンポ3倍
  • 拍子:8分の6拍子

に設定して、スウィングを再現しています。

 

こんな感じになります。

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完成形

youtu.be

 

厳密には、スウィング比が、musecoreデフォルト仕様と比較すると、若干強めになりますが、、。

  • musecoreデフォルト:60%
  • なんちゃってスウィング:66.7% 

 

気持ちハネ気味、位のものです。

 

 

 

STEPⅢ: 楽譜をNEUTRINOに読み込ませる

 

楽譜が完成したら、いよいよ最終作業。作った楽譜をneutrinoに読み込ませましょう。

 

1. neutrinoに楽譜データを保存

 

>ファイル→エクスポートをクリック

  • ファイルの種類:非圧縮Musicxml
  • 保存先:neutrino→score→Musicxml

>保存

 

 

2. 作成した楽譜データで歌うよう、ranを書き換える

 

>「set BASENAME」の=の後ろを、「作成した楽譜データ(さっきneutrino内のMusicxmlに保存したファイル)のタイトル」に書き換えます。

 

(矢印がタイトル)

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>ctrl+s

>エクスプローラー上でrunをダブルクリック

 

ここからは、「春が来た」でテストしたときと同様の流れです。ハッカーみたいな黒い画面が開くので、処理が完了するまで正座して待っていてください。

 

 

黒い画面が閉じたら、

>NEUTRINO→outputをダブルクリック

>タイトルのついたwav.をダブルクリック

 

音楽ファイルが開くと思うので、正常に歌が出力されたら成功です。

いや、ホントお疲れ様でした。

 

 

*

 

 

蛇足ですが、僕の作った曲を、僭越ながら宣伝させていただきます。お時間がありましたら聴いていってください。

 

youtu.be

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